2015年 07月 13日
ぐぐっとマクロにふわっとソフト / ニコン面白レンズ工房 2
レンズ前面にはフィルター溝が切ってありますので、52ミリ径のフィルターやフードを装着することができます。
早速実写、蚊に刺されながら庭のツユクサなどを。
自分はマクロレンズは標準系4本、中望遠系3本持っているので、このレンズはマクロ撮影に関しては
残念ながら控え選手となりましたが、もしキットの標準ズームしか持たない人であれば十分に魅力的なレンズです。
さて このレンズは2群3枚構成なのですが、その2つのレンズユニットの一つを取り外し
もう一つを逆向きにつけることで「ソフトフォーカスレンズ」に早変わりします。こちらの描写はとても魅力的でした。
市販されているソフトフォーカスレンズは主にポートレート撮影を主眼として作られているのであまり寄れないんです。
一方このレンズはマクロレンズ兼用の鏡胴なので繰り出し量が多くぐっと寄れます。つまり「ソフトでマクロ」なのです。
花の写真を撮るにはまことに好適なレンズです。
そのままでは滲み量が多すぎると感じたので、サークルカッターで絞り板を自作して挿入し、1段ほど絞って上記画像は撮影してあります。
さすがプロの設計だけあって 1群2枚のレンズ構成でも周辺まで像の崩れがありません。
(自作のソフトフォーカスレンズだと フルサイズ周辺で収差が急激に増大→像が崩れてしまいます)