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4月の新入生

新学期になって 猿画堂撮影機材室にも4名の新入生が...
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奥の方左が ヤシノンDS50ミリf1.9(M42マウント)、残り3本はいずれも引き伸ばしレンズで、右がフジノンES50ミリf4、手前左がシュナイダーのダースト・コンポノン150ミリf5.6、右が同じくシュナイダーのコンポノン-S50ミリf2.8です。

ヤシノンDS50ミリf1.9はヤシカ一眼レフ用の標準レンズで、富岡光学製かと思われます。既に全く同じ物を1本所有しているのですが あまりに素晴らしい描写に驚き 追加でこの1本を確保した次第です。

フジノンの50ミリについては既にf3.5を所有しており精緻な描写に満足しているのですが、今回入手したフジノンE50ミリf4は3群4枚のレンズ構成となっており、それがどのような描写になるのか興味があって入手したものです。レンズはとても小さく奥に引っ込んでいますのでそのままでも逆光に強そうなのですが、小改造でフィルター枠を取り付けました。

ダースト・コンポノン150ミリf5.6は引き伸ばしレンズとしては珍しく絞り羽根が多く虹彩絞りとなっています。おそらくは撮影用レンズと兼用の設計、その描写に興味があってeBayで入手しました。「ダースト」とはイタリアの引き伸ばし機メーカーの社名で、ここの依頼で厳選した引き伸ばしレンズをシュナイダーが納入し それらに「ダーストコンポノン」の名前が冠されたとされています。

コンポノン-S50ミリf2.8はシュナイダーの引き伸ばしレンズの中でも高級タイプと言われており たまたまヤフオクで出てきたので2番目の釣り糸を垂らしましたら競合もなく入手できました。引き伸ばしレンズはどれも収差補正が高度になされておりピント合わせが楽なのですが、なかでもこのレンズは合焦時にピントの立ち方が際だっており、高い描写性能が期待できます。ただし撮影に用いるには若干不都合な点が2カ所あり 小手術を行っています。
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各々のレンズの描写についてはおいおいチェックしていく予定です。
by salgadou | 2014-04-17 09:10 | レンズ

撮影に使っている機材を紹介致します。


by salgadou