カテゴリ:引き伸ばしレンズ( 29 )

そのフジナーE50ミリf4.5を小改造

このレンズは3群4枚構成で 前板を外すと前玉が簡単に取り出せることは述べた通りです。その前玉を逆向きに取り付けると・・・収差てんこ盛りのソフトフォーカスレンズに早変わり!

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↑ 開放f4.5

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↑ f5.6

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↑ f8


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↑ 開放f4.5

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↑ f5.6

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↑ f8

開放~f5.6くらいが美味しそうですね。でもこんな使い方はレンズ設計者に叱られるかも。。。
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by salgadou | 2015-07-01 12:21 | 引き伸ばしレンズ | Comments(0)

18年目の覚醒:フジナーE50ミリf4.5

まだ20世紀末の新宿 いきつけのカメラ店で「400円でいいよ、まいどっ!」と押しつけられたフジナーE50ミリf4.5、 レンズがかなり曇っていたのでそのまま引き出しの中に放置。
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ふと思い立って レンズを清拭してみたら綺麗になるのかも?... 案外簡単に前玉は取り出せました。
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後玉はレンズ後端を外すとそれに固定されたまま取り出せました。

3群4枚なので 中玉を取り出す必要はなく前と後ろから、極細繊維の布とエタノールで清拭。

殆どの曇りや汚れが取れました。まあもとが400円なので失敗しても惜しくありません。組み付けも、誤差が出ないような構造になっているので問題ありませんでした。

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α7に取り付けて手にするとずっしり重たい。それもそのはず このレンズ単体で157gもあります。鏡胴が金属の塊といった感じです。
ちなみにELニッコール50ミリf2.8(旧タイプ)は105g、シュナイダーのコンポノン-S50ミリf2.8は96g、ローデンシュトックのロダゴン40ミリf4は86gしかありません。

さて試写であります。
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近接時の後ボケには神経質なところは無いようです。

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いつもの逆光チェックポイントで。フードもつけられないし昔のコーティングなので フレアはたっぷり(-_-;)

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とはいえ 一般撮影でフレアが目立つことはありません。

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遠景描写。縮小画面では分かりづらいのですが、中心部は開放f4.5からかなりシャープ、周辺部は流れは無いものの結像が緩いです。絞ってもあまり改善しません。

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栗の実も育ってきました。

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アガパンサスの色はなかなか生き生きと描写されました。

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中心部と周辺部の描写の違いを見るのに好適な被写体です。

結論として「APS-Cで使うなら全画面開放からかなりシャープなレンズ」「フルフレームで使う場合は周辺部がやや緩く、風景(遠景)にはあまり向かない。画面中心部に視線が集まるスナップならあまり支障なし」ということになりました。

3群4枚の簡略な構成の引き伸ばしレンズとしては良くあるパターンでした。比較すれば フジノンE50ミリf4の方が切れ味・ヌケの良さで上回っていました。
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by salgadou | 2015-06-27 09:38 | 引き伸ばしレンズ | Comments(0)

やや広角気味の切れ味鋭い標準レンズ:ローデンシュトックのロダゴン40ミリf4

標準レンズと言えば50~58ミリが殆どなのですが、自分はちょっと苦手で狭く感じます。といって中望遠に比べると引き寄せが足りない。
その点で40~43ミリくらいの画角が自分には「窮屈さを感じない標準レンズ」として使いやすい。ということで ヤフオクでローデンシュトックのロダゴン40ミリf4を落札しました。
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外観はヨレヨレですが幸いレンズは綺麗な状態でした。

引き伸ばしレンズは50~150ミリを持っていますが、40ミリは初めてです。手持ちのマウントアダプターやヘリコイドチューブの組み合わせでうまくピント調節範囲が取れるか若干心配でしたが、
中厚のBORGヘリコイドチューブと薄いマウントアダプターの組み合わせで無限遠から27cmほどの間で撮影可能と分かりました \(^_^)/

通常ライカ判用の引き伸ばしレンズは各社50ミリを揃えています。
ローデンシュトック・ロダゴン以外にもELニッコール、シュナイダーのコンポノン、ライツのフォコターにも40ミリが存在し
「あまりランプヘッドを上げないで大伸ばしをする」という目的で使われますが、50ミリと比べてポピュラーではありません。
また一般に引き伸ばしレンズは焦点距離が長くなるほど広いイメージサークルを持つので、この40ミリを撮影に用いた場合フルフレームでの周辺部での描写は大丈夫か?...という点が心配になります。

ということでα7で実写しましたが、周辺部までシャープで安心しました。
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縮小画像ではこのレンズの持つ切れ味は説明しきれないのですが、開放f4でもかなりシャープ、f5.6~f8で全画面申し分のない描写になります。

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40ミリでf4ですので、大きくボケるレンズではありません。とはいえボケ味にも問題は無いように感じました。

更に...
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by salgadou | 2015-06-24 09:52 | 引き伸ばしレンズ | Comments(0)

フィルター溝のない引き伸ばしレンズ:フジノン

フジの引き伸ばしレンズはどの世代もよく写る印象ですが、46ミリフィルター溝があるEXシリーズを除いて他のグレードにはフィルター溝が切ってありません。
引き伸ばしの際 レンズにフィルターをつけることなんてまず無いでしょうから本来問題は無いのでしょうけど、撮影に使う場合フレアやゴーストに悩まされるケースが出てきます。

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これはα7にフジノンES50ミリf4をつけて撮影した例です。このレンズは逆光に比較的強いのですが、太陽の位置がある特定の角度にあるケースに限って虹が現れました。僅かにレンズを振ると消失しました。

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フジノンES50ミリf4の外観です。レンズも引っ込んでおり通常はフードなしでも大丈夫なのですが...

フジノンEやES,EPシリーズも数個持っておりますので、これらにフィルターやフードが装着できるように小改造を施します。
使うのは 43→52ミリステップアップリングです。そのままでは装着できません。まずステップアップリングの43ミリ雄ネジ部分をヤスリや砥石で削ります。
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薄いステップアップリングの雄ねじ部分を削るのは作業しにくいので、ねじ込みフードを装着してその状態で作業します。完全に削り取ってしまう必要はありません。
突き出し部分が薄くなったところで 接着剤を微量塗ってレンズ銘板に貼り付けます。自分は「セメダインGクリア」を使用しましたが 強度的には十分のようです。ただし絶対に瞬間接着剤を使ってはいけません。レンズ周りに瞬間接着剤を使うと悲惨なことになります。


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これでフィルターやフードが装着できるようになりました。自分はニコン関連のアクセサリーを持っているのでフィルター径は52ミリとしました。
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by salgadou | 2014-06-20 11:06 | 引き伸ばしレンズ | Comments(0)

ツアイスの不思議

Webでツアイスの引き伸ばしレンズを探しているのだけど 見あたらない。
ツアイスは引き伸ばしレンズを出していないのだろうか?

ライツ(現:ライカ社)は35ミリ判カメラの始祖としてカメラと撮影レンズでなく、引き伸ばし機のフォコマートや引き伸ばしレンズのフォコター、スライド映写機のプラドビットを出している。インプット(=撮影)だけでなく アウトプット(プリントやスライド映写)まで面倒を見ている。

日本のカメラメーカーでも、引き伸ばし機までは出さないまでも引き伸ばしレンズは出しているところが多い。エル・ニッコールフジノンE/ES/EP/EXシリーズCEロッコールやコニカの引き伸ばしレンズもある。

ドイツのレンズメーカーでもシュナイダーはコンポノンコンポナー、ローデンシュトックもロダゴンロゴナーオメガーやオメガロンなど数種類出している。
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レンズメーカーの巨人として写真業界に君臨してきたツアイスなのに、なぜ引き伸ばしレンズをだしてないんだろう・・・?

お前が知らないだけで ツアイスの引き伸ばしレンズはちゃんとあるんだよ!とご存知の方は是非コメントください m(_ _)m
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by salgadou | 2014-05-10 08:38 | 引き伸ばしレンズ | Comments(3)

新入生の実力 その1 α7とフジノンES50ミリf4

まずは すり鉢の奥に小さなレンズがあるフジノンES50ミリf4の実力を見てみます。
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ELニッコール50ミリf4と同じく3群4枚のテッサータイプのようです。
レンズが奥に引っ込んでいるので逆光には比較的強いです。
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空を入れた画面でも特段不都合は出ません。なかなかヌケの良い描写です。前玉も後玉もとても小さいのに ELニッコール50ミリf2.8旧タイプより周辺光量が豊富です。
エキサイトのブログでは500KBの容量制限があるのでオリジナルの画像がアップできません。一部分を等倍切り抜きしてみます。
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@f5.6 非常にシャープな描写です。中央部に関しては開放のf4で既にシャープです。絞るにつれてそのシャープな描写が周辺部にも広がっていきます。
マイクロフォーサーズで使うなら 開放f4で画面全体満足できる描写です。
APS-Cならf5.6で画面全体が満足できる描写になります。
残念ながらフルフレームではf8でも四隅がすこし曖昧な描写になります。風景で画面全部隅々まで同様なシャープさが欲しい人には フルフレームではちょっと足りないかも。でも人物やスナップなど四隅の描写の精緻さを求めなければ、このレンズ十分に優秀です。

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少し離れた被写体を撮ってみます。デジカメは従来 このような撮影状況で木の葉が曖昧な描写になることが多かったのですが...
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木の葉の一枚一枚や細い枝が精緻に描写されています。

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レンズの口径が小さいので当然ボケも少ないですが、近接撮影時の背景のボケ具合もうるさくなくて素直だと思います。色は濁りが無くて 花の撮影に向いていると感じました。

富士フイルムの引き伸ばしレンズは 普及品のフジナーと高級タイプのフジノンに大別され、フジノンは
フジノンE → フジノンES → フジノンEP → フジノンEX
と進化しています。最終型のEXも生産は終了しており EX50ミリf2.8が受注生産となっているのみのようです。ただ過去にかなりの数が供給されており、ELニッコールとならんでヤフオクでも中古美品がよく出てきます。
フジノンEXは割と人気がありますが、それより古いEやES、EPはあまり人気がありません。EX以前のタイプはフィルター溝が無くて フィルターやフードが着けられないのも原因かもしれません。描写はEX以前のタイプでも優れていると思います。
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by salgadou | 2014-04-19 11:32 | 引き伸ばしレンズ | Comments(6)

α7と新ELニッコール50ミリf2.8

旧型撮影事例を出せば、当然それじゃ新型のELニッコール50ミリf2.8ではどうなんだ?という疑問が出てきます。

ニコンの説明では (1)周辺光量の減少があったのを改善した (2)周辺部の解像力を上げた、となっています。

(1)については旧型で周辺光量の落ち込みを当方でも確認していますので 新型でどうなったか興味あるところです。

さて新型ELニッコール50ミリf2.8の周辺光量は...
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↑ f2.8

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↑ f4

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↑ f5.6

曇り空で周辺減光が強調されやすい状況ですが、開放f2.8でも殆ど気にならないくらいに改善されています。f5.6まで絞ればまったく問題ないでしょう。新型は前玉も後玉も旧型より大きくなっていますが、これが寄与しているのかもしれません。

さて「周辺部の解像力を上げた」点については 当方が所有しているレンズに限り「?」でした。

この被写体を新旧のELニッコール50ミリf2.8で写して(中心部はどちらもシャープで問題ないので)周辺部のみ切り出してみます。

まず 旧型の描写@f8
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これから左上部分を切り出してみます
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十分に解像しています。他のコーナー部分も同様です。片ボケも見られません。満足できる結果でした。

さて 新型の描写@f8
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同様に左上部分を切り出してみます;
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少し残念な結果に終わってしまいました。ピンぼけの撮影じゃないの?という疑問すら湧いてきます。
同じ画像の中央部を切り抜いてみると
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周辺部と中央部でこれだけの差があると やはりレンズの周辺描写に少し問題があると考えざるを得ません。
ニコンは周辺描写を改善していると明言している以上、これは私が購入した個体がすこし外れ玉だったのでしょう。(調整不足で周辺部は像面湾曲が生じているのかもしれません)

*画像のコントラストについては撮影条件が全く異なりますので、考察から除外しています。

とはいえ少し外れ玉であっても通常の撮影では殆ど支障がない描写をします。風景には向かないかもしれませんが、スナップなどには十分鮮鋭な描写です。女性ポートレートには鮮鋭すぎるかもしれません。↓にその一例を載せました。f4での撮影です。
http://jpdo.com/cgi8/51/img/6987.jpg

もう一枚 比較的離れた距離の撮影例をアップします。四隅の描写がやや緩いとはいっても このような画面では殆ど気になることはないと思います。
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オリジナルサイズ(10M)の画像は ↓にあります;
http://mroko.hiho.jp/cgi-bin/img-box/img20140408203414.jpg

小型軽量だし ピント面がくっきりとファインダー内で立ち上がってくるので MFも楽なレンズです。
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by salgadou | 2014-04-06 08:45 | 引き伸ばしレンズ | Comments(4)

旧型ELニッコール50ミリf2.8は なかなかじゃじゃ馬だ....でもf5.6~f8で非常に高解像

前投稿の続きです。NEXにつけて撮影しても判らなかった「驚愕の事実」がα7で判明! ... って週間誌ネタみたいですけど (-_-;)

このレンズ フルフレームではかなりの周辺減光があります。まるでスーパーアンギュロン21ミリみたい。。。
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↑ f2.8開放 50ミリとは思えない周辺減光。上手く使えば面白いかも。

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↑ f4

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↑ f5.6

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↑ f8 このあたりになると目立たなくなります。
(縮小画像では判らないのですが、オリジナル画像を見るとピントを合わせた花は 花びら一枚一枚が分離してクッキリ見えます。)

これNEXやマイクロフォーサーズだと画面中心部を使うので気がつかなかった特性です。

また 絞り開放では像が滲みます。
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これは 絞り開放f2.8で撮ったものですが、フレアが出て像が滲んでいます。
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上記画像の一部を等倍切り抜きしたものです。ピントが来ている部分の解像力はそれほど悪くないのですが、周囲に滲みがあります。女性ポートレートなどにこの特性を使うと面白そうです。

さて この被写体を f8まで絞って撮ると...↓
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コントラストも良好になり 鬼のような解像力?を示します。

一般撮影に使うと コントラストは中庸~やや軟調の印象を受けます。シャドウ部分が潰れにくくて使いやすい印象です。
解像度優先で使う場合は f5.6~f8くらいが適していると思います。ただし逆光には強くないので 深いフードが必須です。

f5.6での撮影例を追加します;
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オリジナルサイズのものはこちらをご覧ください。
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by salgadou | 2014-04-02 08:54 | 引き伸ばしレンズ | Comments(0)

ソニーα7と引き伸ばしレンズで撮影を楽しむ

これまでも マイクロフォーサーズをはじめ NEXやフジXシリーズなどミラーレス一眼で引き伸ばしレンズでの撮影を楽しむことが出来、
既に多くの人がその解像力の高い描写を楽しんで居られることと思います。
でも やっぱり焦点距離に応じた本来の画角で楽しんでみたい!特に豊富に出回っている50ミリの引き伸ばしレンズを!
...となると現状ではソニーα7かα7Rしかありません。
(マクロ専門、あるいは中望遠からなら 従来のデジタル一眼レフでも楽しむことは出来ます)
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↑ は旧タイプのELニッコール50ミリf2.8をBORGのヘリコイドチューブおよびマウントアダプターを介して米国からやって来た(?)α7に装着した例です。
最薄のヘリコイドチューブを使っています。
この組み合わせで無限遠からの撮影可能です。

50ミリの引き伸ばしレンズを「標準レンズ」として無限遠からの一般撮影に使うことをα7/α7Rが可能にしました。

そもそも平面であるネガを 同じく平面である印画紙に焼き付けるための引き伸ばしレンズを撮影に使って、何かいいことあるのか?
この点については以前も解説したことがあるのですが
- 歪曲収差が抑えられている
- 色収差も抑えられており カラーフリンジが生じない
- 概して小型(ただしヘリコイドチューブと組み合わせるので 最終的にはそれなりの大きさになる)
- L39マウントが殆どなので マウントアダプターは1種類で済む。厚みが違うヘリコイドチューブや中間リング、ベローズを用意すればさまざまな焦点距離の引き伸ばしレンズが楽しめる
- 絞っていっても焦点移動がないように作られている
- 解像力が高い
- 平面 to 平面の投影レンズであるが ボケは小さいものの素直なレンズが多い
- 単純な構造で壊れるところがない

とはいえ 本来撮影用とではないので 若干の難点もあります
- 明るいレンズがない。50ミリf2.8がもっとも明るい部類。75ミリ以上になると f4~f5.6がせいぜい
- 円形絞りや虹彩絞りではなく 4~8枚程度の角張った絞り羽根
- 当然自動絞りはない
- ピント合わせはMF、距離目盛りは存在しない
- 広角レンズが無い。ごく稀に38~40ミリの引き伸ばしレンズが出現するが、フルサイズをカバーするのは苦しいかも。

上記の難点の中で、自動絞りでないこと、レンズがあまり明るくないことがデジタル一眼レフで使うに当たって若干の使いにくさを感じさせるところです。

ところが.....ミラーレス一眼なら絞ってもファインダーが暗くならない、実絞りでAE可能、拡大表示を使えば精密にピント合わせが出来る!
ということで一挙に垣根が低くなるわけです。

能書きが長くなりましたが 取りあえず 上記のセットで撮影した例を一枚;

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上記画像から ピントを合わせた部分を切り抜いてみます;
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桜の花の中にある蘂の一本一本がきちんと描写されています。これは f8 での撮影です。
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by salgadou | 2014-04-01 20:44 | 引き伸ばしレンズ | Comments(0)

引き伸ばしレンズで slow photograpy

Nikon D100使うより こちらの方が更にスローかもしれません。引き伸ばしレンズ+ベローズ。10年前5250円で中古で購入したペンタックスのM42ベローズ。なかなか使い勝手がよろしくて愛用しています。
今回はBORGのアダプターリング使ってNEX-3に装着。
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この画像ではニコンのELニッコール50ミリf2.8を装着していますが、この組み合わせでは残念ながら「最遠撮影距離」が20cmほどとなり 近接専用です。
NEXはどの機種も背面液晶がチルト出来ますので このような撮影には便利です。
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重量も900g以下ですので 明るい場所なら手持ち撮影も可能です。

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こちらはフジノンE75ミリf4.5を装着した例。フィルター径46ミリですので、コンタックスG90ミリ用のフードが活用できます。
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この組み合わせも重量900g以下なので 十分手持ち撮影可能です。75ミリやそれ以上の焦点距離では 無限遠から近接までの撮影が可能 ですので 町のスナップも花の接写もこなせます。

昔はもっぱら花の撮影に使っていましたが 近所の風景も撮ってみましたら これが非常にシャープです。
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この画像の一部をピクセル等倍で切り出してみます。ピントは「針尾工業の看板」に合わせてあります。絞りは f5.6 です。
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もっと遠景も撮ってみます。
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ここから画像の一部をピクセル等倍で切り抜き;
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切り抜き作業で画像が幾分劣化していますが レンズのシャープさはご理解いただけると思います。
近距離はヘボレンズでもそこそこの解像感のある写真は撮れますが 高周波領域(=微細パターン)の多い遠景を撮ってみると腰砕けになるレンズは多いです。引き伸ばしレンズは遠近どちらも良好に撮影できるレンズが多いですね。

ELニッコール50ミリは2千円、フジノンE75ミリは6千円で 10年前に購入した物です。当時銀塩からデジタルへの移行時期で 使われなくなった引き伸ばしレンズが多数捨て値近くでカメラ屋の委託品や中古品コーナーに並んでいました。

昔はD1XやD2Hと組み合わせて使っていましたが、ミラーレス一眼の出現でいろいろ可能性が広がってきました。

- 明るくないレンズを更に1~2段絞って使っても ピント合わせ画面が暗くならない
- 拡大表示で 絞った状態でも精密なピント合わせが可能
- カメラボディが格段に軽いので 撮影システム全体が軽量に仕上がる
- 無限遠からの撮影は90ミリやそれ以上でないと不可能だったが、ミラーレスでは75ミリも可能*
* ベローズの替わりにBORGの最薄のヘリコイド中間リングを使えば 50ミリで(ELニッコール 新旧型どちらも)無限遠からの一般撮影が出来ます。
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by salgadou | 2013-12-18 11:15 | 引き伸ばしレンズ | Comments(0)