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ルミックスFT1の画質と使い勝手

画質に関して昨日浅草で使って感じた点;

- ISO400ではかなりざらざら。ISO200くらいならあまり画質の荒さは目立たない。
- ただしザラザラ画像でも解像感の低下は少ない。シャープさは保たれている。
- やや明るめに写る印象(特に夕方や照明下)。-1/3EVくらいの補正がいいかも。
- レンズは屈曲光学系でしかも28ミリ相当の画角からのズームとしては描写力はとても優秀。
四隅でも画像の流れは感じられない。
また 歪曲もあまり感じられない。パナソニック得意のデジタル補正なんでしょうけど、優秀です。
- ただし逆光にはやや弱い。フレアが出やすいです。
- 手ぶれ補正はかなりよく効く印象。混雑した浅草仲見世通りで片手撮りを頻繁に行いましたが、ブレが目立つ映像は殆どありませんでした。
- 動画も簡単に撮影でき その画質も10年前のビデオカメラを軽く凌ぐ水準で、これなら(自分としては)ビデオカメラ不要、と思えるほどです。
- ちょっと色が薄め・浅めにPC液晶モニター上は感じられるのですが、プラズマテレビで再生するとこってり感が付与されてちょうどいい。
色調に関しては自社のテレビで見ることをベースに設定してあるのかも。。。

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長編2000ピクセルに圧縮した画像です。広角端です。一般にレンズの歪曲収差は近距離撮影で増大されますが、FT1では歪曲が少なく周辺まできちんと解像するレンズ&ボディ内デジタル処理だと言うことが判ります。
コンパクトデジタルカメラのレンズに関してはキヤノンよりパナソニックの方が、現時点ではずっと優秀というのが個人的印象です。


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奉納提灯の文字でも解像に関しては十分だと感じています。浅草寺の屋根の裏を見ると フレアが割と多い印象です。パナソニックにはコーティングをもっと頑張って欲しいところです。

使い勝手について;
- よく考えられてありとても良好です、具体的には
- ストロボの発光/非発光が撮影モードごとに設定/保存できる。iAモードでも非発光設定が可能。
- アスペクト比もiAモードとその他の撮影モードで別個に設定保存できます。
個人的にはiAモードに4:3、その他のモードに16:9を割り当てています。
4:3は縦位置、16:9は横位置撮影用ですが、いちいちアスペクト比切り替え画面を
呼び出すより 撮影モード切替ダイヤルで使い分けられるので 簡単便利です。
- 静止画撮影から動画撮影にボタンを押すだけで切り替えられるのは 使ってみて大変便利。
- レンズバリアが付いていないのでうっかり触ったりすることはありそうです。
極細繊維の眼鏡拭きを常時持参した方が良いですね。
- フジのFinePix F11では50cm以内ではいちいちマクロモードに切り替える必要がありますが
FT1ではiAモードそのままで 料理の写真くらいの近さならそのまま写せます。


ちなみに パナソニックでは動画撮影に「クラス6」のSDHCを推奨していますが、東芝の「クラス4」の SDHCで全く支障なく動画撮影できました(最長1分半くらいまでの経験です)。
動画撮影終了時に更に書き込み時間を要するのですが 1~2秒くらいで 待たされる感じは
ありません。東芝のSDHCは(アマゾンなどで)8GBが2千円程度で買えるのでお勧めです。
by salgadou | 2009-05-04 09:10 | コンパクトデジタルカメラ

撮影に使っている機材を紹介致します。


by salgadou