18年目の覚醒:フジナーE50ミリf4.5

まだ20世紀末の新宿 いきつけのカメラ店で「400円でいいよ、まいどっ!」と押しつけられたフジナーE50ミリf4.5、 レンズがかなり曇っていたのでそのまま引き出しの中に放置。
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ふと思い立って レンズを清拭してみたら綺麗になるのかも?... 案外簡単に前玉は取り出せました。
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後玉はレンズ後端を外すとそれに固定されたまま取り出せました。

3群4枚なので 中玉を取り出す必要はなく前と後ろから、極細繊維の布とエタノールで清拭。

殆どの曇りや汚れが取れました。まあもとが400円なので失敗しても惜しくありません。組み付けも、誤差が出ないような構造になっているので問題ありませんでした。

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α7に取り付けて手にするとずっしり重たい。それもそのはず このレンズ単体で157gもあります。鏡胴が金属の塊といった感じです。
ちなみにELニッコール50ミリf2.8(旧タイプ)は105g、シュナイダーのコンポノン-S50ミリf2.8は96g、ローデンシュトックのロダゴン40ミリf4は86gしかありません。

さて試写であります。
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近接時の後ボケには神経質なところは無いようです。

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いつもの逆光チェックポイントで。フードもつけられないし昔のコーティングなので フレアはたっぷり(-_-;)

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とはいえ 一般撮影でフレアが目立つことはありません。

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遠景描写。縮小画面では分かりづらいのですが、中心部は開放f4.5からかなりシャープ、周辺部は流れは無いものの結像が緩いです。絞ってもあまり改善しません。

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栗の実も育ってきました。

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アガパンサスの色はなかなか生き生きと描写されました。

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中心部と周辺部の描写の違いを見るのに好適な被写体です。

結論として「APS-Cで使うなら全画面開放からかなりシャープなレンズ」「フルフレームで使う場合は周辺部がやや緩く、風景(遠景)にはあまり向かない。画面中心部に視線が集まるスナップならあまり支障なし」ということになりました。

3群4枚の簡略な構成の引き伸ばしレンズとしては良くあるパターンでした。比較すれば フジノンE50ミリf4の方が切れ味・ヌケの良さで上回っていました。
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by salgadou | 2015-06-27 09:38 | 引き伸ばしレンズ | Comments(0)

撮影に使っている機材を紹介致します。


by salgadou